ネット証券で口座乗っ取り急増中！金融庁が注意喚起した実態と対策まとめ

近年、ネット証券を利用する投資家を狙った口座乗っ取り被害が深刻化しています。金融庁は2025年4月18日、2月からの約2カ月半で1454件もの不正取引が発生し、その被害総額は506億円に達したと発表。不正アクセス件数は3,312件、不正な買い付け額は約448億円と、被害は加速度的に拡大しています。

フィッシング詐欺が主な原因｜偽サイトで情報盗難

被害の多くは、証券会社を装った偽サイト（フィッシングサイト）や、ウイルスを仕込んだアプリなどからID・パスワードを盗まれることが原因。不正アクセス者は、盗んだ情報でログインし、勝手に株式を売却、その資金で主に中国株を買い付けるなどの不正取引を行っています。

急増する被害件数

• 2月の不正取引件数：33件
• 3月：685件
• 4月（16日時点）：736件

月を追うごとに被害は急拡大しており、野村証券や楽天証券を含む6社以上で被害が確認されています。

詳細データ

あなたの口座は大丈夫?被害を防ぐために今すぐできる対策

公式サイトをブックマークしてアクセス

メールやSMSに記載されたリンクからアクセスせず、必ず公式サイトを直接開くようにしましょう。

多要素認証を設定する

ワンタイムパスワードなど、2段階以上の認証方式を設定することで不正アクセスのリスクを大幅に下げることが可能です。

パスワードの安全性を強化する

• 推測されにくい文字列（例：「abcde」「password」などはNG）
• 英数・記号を組み合わせた長めのパスワード
• 各口座で異なるパスワードを使用

パスワードの適切な管理

メモ帳やクラウドに保存せず、パスワード管理ソフトの利用を推奨。

通知機能を活用する

ログインや出金があった際に即時通知を受け取れるよう設定することで、万が一の際に素早く対応できます。

最新のセキュリティソフトを使用

PC・スマホのOSやブラウザも含め、常に最新版に保つことが重要です。

公共端末や無料Wi-Fiの利用を控える

他人が使用する可能性のある端末や、セキュリティの甘いWi-Fi環境ではログイン・取引を行わないようにしましょう。

不審な通知・メールにご注意を！

最近では、日本証券業協会や証券会社を装ったフィッシングメールが急増しており、注意喚起を装って不審なURLへ誘導する手口が確認されています。少しでも不審に感じたら、メールやSMSに返信せず、必ず証券会社の公式窓口に確認を取りましょう。

最後に：身に覚えのないログインがあったらすぐ連絡！

不正アクセス・取引の兆候が見られた場合は、すぐに証券会社へ連絡し、口座の利用停止や再設定など適切な対応を取りましょう。金融庁は「どの証券会社でも被害が発生しうる」と警告しており、誰にとっても無関係ではない問題です。

証券口座の安全を守るために、日頃からの対策と注意が欠かせません。

被害を未然に防ぐため、今一度自分のアカウントのセキュリティ設定を見直しましょう。

WikiFXは世界中のFX業者の安全性と信頼性を評価し情報を提供する第三者機関で、FX業者の情報検索、規制機関の検索、金融ライセンスの検索、業者の安全性などを調べることができます。WikiFXを使えば、世界中の６万社以上のFX業者の安全性と信頼性を調べることができます。

→気になるFX会社を今すぐWikiFXで検索してみましょう！

【注意事項】

現在、SNSやマッチングアプリで知り合った人、SNSで誘われたLINEグループでFX投資に誘われる詐欺事件が多発しています。

もしも勧誘されたら、紹介されたFX業者をWikiFXで調べてください。

※設立1～2年のFX業者はデータやユーザーからの情報が少ないため、評価が高くても出金トラブルのリスクがありますので、投資の際はご注意ください。